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朝早く起きたら爽やかな空、涼しい風。手に取ったのは、この初夏に沖縄から届いたジャスミン茶、なづけてうちなーじゃすみと言う。沖縄の茶房一葉、上原さん手作りのジャスミン茶だ。何種類かあって、今日は、もう何回かいただいている包種茶バージョン。今年の台湾の包種茶に、自家製のジャスミンの香りづけをして仕上げたもの。ガラスの器、熱いお湯を注いで朝のいっぷくに。

鮮度感があって、枯れていない、やわらかい香りがする。煎を重ねながら香りが入り込んでいくようで、生きた感じが消えにくい。このお茶は、南の島のさわやかさと、日々の暮らしにより添った、手づくりの貴重なお茶だ。ここが島なら、朝のまだすずしい時間、そよ風感じながら浜辺のデッキでいただく熱ーいお茶になる。そんなお茶。

僕は沖縄が好きで、もう何度となく、伺っては感じ、感じてはまた訪れ、みたいな繰り返しをしてもきた。暮らすことと戦うことがいつも隣り合っているような沖縄、なのに海も花もとびっきり美しい。確か去年のこと、本土復帰40年で上原さんがblogで書かれていた思い出に感激したり、たくさんのうた。よくわからないが親しみ深いうちなーぐち。そして世代を超えてずしんと肚で受け継がれていく、魂のようなものに、今も心惹かれている。最近はなかなか行けなくなって、代わりというワケでもないが、web版の琉球新報をいつも(飛ばし)読んでいる。うちなーだけじゃない、どんな世界のニュースも、反戦、平和の立場から取材されているようなトーンから心も伝わって、これで自分のチューニングを戻すときも、感情を鎮めることもある。

さてこのうちなーじゃすみん、今年は碧螺春や、熊本の梶原さんの釜炒り茶バージョンもあって、それぞれにおいしい。上原さんありがとうございました。

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