船本さんの釜炒山茶

05 月 21 日



s-DSC_5945a九州熊本、ふなもとさんの釜炒り山茶

昔ながらの在来チャノキ、釜炒りの香りがこうばしくなつかしい味わいです

春、農薬を使わずに育てた在来種の一番茶を摘み(機械摘採)連続式の釜炒機で製茶した、普段使いの釜炒り茶です。生産者は、熊本県八代市泉の船本繁男さん。最終工程を丸釜で仕上げて、本来の香りに近づけています。最近は、ご長男の裕之さんが担当するようになり、炒り具合から仕上げの火香の具合まで、繁男さんの指導で良い仕上がり。萌黄色がかった、香ばしい、さらっと飲みやすいお茶は、暮らしのお茶としてがぶがぶいただくのが似合います。お茶っ葉で「釜炒り茶漬」が絶品!
……なのは知る人ぞ知る楽しみのひとつ(^-^)

s-DSC_5990a

丸釜での仕上げ炒り

丸釜での仕上げ炒り


緑じゃない、萌黄色(もえぎいろ)にはワケがあります。
最近は若い芽でつくった、青々しい、蒸し茶のような釜炒り茶が増えていますが、それでは本来の釜炒り茶のよさが半減してしまうと、船本さんは、連続式の製茶機でも、よく熟した葉で、高い温度で炒る釜炒り茶を目指しています。機械摘みの茶葉で茎も入りますが、じっくりと乾燥させ、丸釜の炒り上げで心持ちの火香も備わって、飲みやすく、イヤ味のない味わいに。熟した茶葉を使い、しっかり炒り上げるから、葉の色は萌黄色です。

回転式のドラムで葉が少しずつ進んでいきます。

連続式釜炒り機。炒り葉が回転する羽根で少しずつ進んでいきます。

在来の葉 葉をひろげて みんなで試飲
在来種の葉は同じ株でも形や色が様々。太古よりのDNAが、自然な交配で今に受け継がれているのです 春5月の茶工場は、摘んだばかりのお茶で爽やかな香りに包まれます。連続式釜炒り機の前で 製茶は茶摘みと同時進行。できあがったばかりの新茶は、真っ先に摘み手のみなさんで最初の試飲(^^)

●参考記事……

 釜炒り茶って、どんなお茶?……釜炒り茶とは何か? 1
 釜炒り茶の歴史       ……釜炒り茶とは何か? 2
 釜炒り茶これから       ……釜炒り茶とは何か? 3
 釜炒り茶……           香り高い暮らしのお茶

●船本繁男さんの関連記事はこちら……

●ご購入はこちらからどうぞ……

storesで購入する 船本さんの釜炒山茶

ぱちぱちと茶のはぜる音を聴きながら
香ばしい釜炒り茶をつくってきた船本さん
ホントにほっとする感じのお茶なのです

商品名: 釜炒山茶
概要: 生産者:船本繁男(ふなもとしげお)/産地:熊本県八代市泉    
規格: 在来種 / 農薬不使用 / 機械摘み/
規格: 30g / 60g

 

tags / , , , , ,

                 

Leave a Reply