手作り納豆~市販の納豆を種に納豆を作る
手作り納豆です
大手メーカーが震災の被害を受けたり、テレビで放射能対策に納豆!なんて流れたという噂もあり、
最近になっても店には納豆がありません。
ツイッターで「納豆しばらく見てないなあ…」とつぶやいていたら、
福岡在住のもりちこと森千鶴子さんが「市販の納豆が少しあればできるよ」と教えてくれました!
仕事柄、中小規模の納豆メーカーさんから様子を聞いているのですが、
みなさん突如押し寄せた注文にてんてこまい、しかも計画停電もはさんで大変なことになっていました。
契約栽培の国産大豆を使っているところなどは大豆が来年まで足りるかという心配も。
手に入りにくいものを無理して食べる必要はないと思っていたのですが、
納豆に向き合ういいきっかけだったので楽しくチャレンジ。
<材料>
大豆 150g(だいたい1カップ)本当は小粒がいいのでしょうが、家にあったふつうの大豆で
市販の納豆 1/2パック分 冷凍してあったものでも大丈夫
<作り方>
①大豆を3倍の水に一晩漬け、圧力鍋で10分ほど煮てフタがあけられるようになるまでおきます。
※本当は蒸した方がおいしいらしいのですが、時間がかかるので煮ました。
②道具の準備。豆を混ぜるボウル、熟成容器(タッパー)、ヘラなどを熱湯で消毒しておきます。
熟成容器は大豆が2~3cmの厚みになるような大きさがいいそうです。
水分がたまらないようにするのがコツ、ということでタッパーの下に割り箸をおき
経木を敷きました。納豆といえば経木!ですからね。
たぶん適度に水分を逃がしてくれると思います。(経木がなければ巻簾やザルでも大丈夫では)
③殺菌したボウルに市販の納豆を入れておきます(冷凍庫で保管してたものです)
煮上がった大豆の煮汁を切って、熱いうちに市販の納豆と混ぜます。熱いうち、がコツです。
そして先ほどの熟成用タッパーに。
納豆と大豆が混ざっているのがわかります。
上からも経木をのせて、空気が通るよう密閉しないでフタをのせ発泡箱へ。
発泡箱には熱湯を入れた瓶を2個入れ、2時間ごとくらいに入れ替えて40℃で20時間キープ。
※夜は温度管理できそうになかったので小さい電気座布団の上で保温。節電の折、すいません。
冬はきっとコタツがいいですね。
20時間たったら…ほら!
ちゃんと糸を引いて、豆の味のするおいしい納豆になりました!
豆の香りがうんま~い。偶然の産物だろうけど固さもgood。
冒頭の写真のように、表面がうっすら白くなって納豆の香りがしていたら成功。
触ってみると糸をひきます。
もりちさんに「失敗すると臭い靴下の香りがする」と聞いたので恐れていましたが、今回は成功。
40℃という高めの温度で長時間キープするのはなかなか難しいのでこれが課題ですね。
電源抜けないビデオデッキの上とかがいいのかもしれません。
今回は途中電気座布団に頼りましたが、小粒大豆ならもっと時間短くてもできる気がします。
思ったよりは簡単です。いまどうしても納豆食べたい人、チャンレンジしてみてくださーい!
(家中に納豆の香りがただようので、家族とご相談の上…)
先行き見えない毎日で、気を抜くとネガティブな感覚に襲われたり。
でもなにか醸しているとほっとします。
菌と会話してると自分がしゃんとする気がします。
大地と一緒に生きていく感覚、やっぱり食べるって大事。
今日は少し誰かのお役にたてたかな。