ナチュラルフードワークショップ・塩(夏編)
八王子のスタジオきらりでの講座
「ナチュラルフードワークショップ・塩(夏編)」
陰性な夏野菜でクールダウンしつつも、汗で失われる塩分ミネラルをちゃんと補給するには、塩の使い方を意識する必要があります。
今日は焼きトマトのスープをはじめとして、調味料は塩と塩の仲間である梅酢のみ。
玄米ごはんも「塩入り」「塩なし」炊き比べてみました。
やはりごはんに塩が入らないとおいしくないことを改めて認識。
ある意味「塩」の基本である「ごま塩」も実習。男女、活動量の差などによって体が必要とする塩の量は違ってきますので、ごま塩や常備菜、漬物などで自分がおいしいと思う塩分で食べるのが理想の食卓ですね。
さて「塩が高血圧の原因だから減塩しよう」という単純な図式は誤っている、ということはご存じの方が多いと思いますが、「このぐらいからは治療を」という高血圧の基準が、たいした根拠もなくどんどん下がっているのは知っていますか?
長い間、最高血圧の基準は160mmHgだったのが、2000年に140に、2008年のメタボ検診では130にまで引き下げられています。
50歳をすぎたら「上が130」というのは一般的な数値ですから、たいてい高血圧患者にされ、降圧剤を飲んで「治療」するハメになる。
その結果、薬品業界はホクホクです。降圧剤の売り上げは20年間で6倍に伸びています。他の生活習慣病についても同じような構造が。
私は医者ではありませんので専門的に正しいかどうかのジャッジはできませんが、本能的な感覚と経験で、この話のとおりだと思います。
参考「医者に殺されない47の心得」近藤誠著