ほうろく屋さんの国産菜種油

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愛知県西尾市のほうろく屋さんの国産菜種油

菊花せんこうの製造販売元であるりんねしゃさんが販売されています。

りんねしゃさんのブログから引用させていただくと

「愛知県西尾市の「ほうろく屋」さんの菜種油は、
りんねしゃとは長いお付き合いのあった、圧搾絞り菜種油の生産者大獄さんが
高齢のために廃業された後を引き継いだ杉崎さんが作られています!
屋号は菜種油の菜種を炒るために使用する大きな鉄釜をほうろく釜と呼ぶ事と、
美味しくて腰の強い酸化しにくい健康な油を搾るための最も重要な作業が
ほうろく釜での種炒り作業だという事で、決められたそうです。

「良質な国産菜種を天日でしっかり干す」
「薪の炎だけでじっくりと菜種を焙煎する」
「焙煎しすぎず、丁寧に絞れば湯洗いは不要」
伝統の圧搾菜種油を残したいという一心で作られる貴重な菜種油。

現在、国産の菜種栽培は減少の一途をたどっています。
そのかわりアメリカなどで栽培される遺伝子組み換え菜種が輸入され
使用されるケースが増えているのです。…」

栽培から焙煎、絞りまで丁寧に手作りされた貴重な品。

菜種油にもいくつか分類があって、名称がそれぞれ違うこともあるのですが、
まず「菜種油」というのは菜種を焙煎して絞った黄色いそのままの油、
「菜種サラダ油」というのは「菜種油」から重たい成分を除いて軽く透明にした油
(もちろん化学的な方法ではなく濾過などの工程を経て)
そしてそれぞれに原料が国産菜種か、海外産の菜種(キャノーラ)かの違いがあります。
(キャノーラはほとんどがサラダ油に加工されています)
加熱に強く風味がよく比較的安価なので、日常的に登場する油ですね

穀物菜食的な料理や卵、乳製品などを使わないお菓子には、
油がかなり重要な決め手になるので…

ワクワクしながらいくつか作ってみました~

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なたねがんもPB176685

まずはがんもどき。
豆腐はもちろん国産大豆100%のもの使用、
あとはシンプルににんじん・レンコン・ひじきと塩、少量の片栗粉だけ。

揚げている色!黄金色とはこういう色ですね
熱々をいただくと、うまーい!(他に表現が見つからない…)
「がんもどきってこんなにおいしいごちそうだったかなぁ」
メインディッシュにできちゃう味。

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もう一品は甘酒入りのナッツバー。
これもバター・卵・砂糖不使用なのでダイレクトに油の味が出ます。

ふだんから国産菜種の圧搾絞りの油を使っていて、
それはそれで焼くと不思議にバターのような風味も出ておいしいのですが、
この油はもっとすっきりして、もたれた感じのない風味です。
濃い味よりむしろ上質な味わい…うーん油でここまで違うんだなぁ。。。

パン粉のついたコロッケやフライもぜったいにおいしいでしょうね。

なたね油画像 250

「他にない商品」を探して売る、というのは商売の定石ですが、
こういう品を見ていると大切なのは「他にない」というカテゴリなのではなく、
「伝統の菜種油作りの技術を残したい」
「国産菜種を守りたい」
「この油のおいしさを知ってもらいたい、生産者を応援したい」
という、「唯一無二の気持ち」が人の心を動かし、
「買ってみよう食べてみよう」
という行動につながるのではないかな、と改めて感じ入ったのでした。

りんねしゃさんの通販で買うことができます。
他にも想いのこもった製品を扱っておられるので、ぜひのぞいてみてください。
りんねしゃ
http://www.rinnesha.com/

 

 

 

 

 

 

 

17. 11月 2013 by oishii-mura
Categories: お気に入り, 食材&料理について | Leave a comment

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