お蔵フェスタ~場が発酵するということ

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さる3月15日(日)、千葉県香取郡神崎町の「お蔵フェスタ」に出店してきました

「おいしい村」として出店させていただいて今年で3回目。
一年目は釜炒り茶をメインにした「お茶とお茶漬け屋」
二年目は遠慮ぎみながらこども店長の活躍する「お茶&スイーツ屋」
三年目の今年は、相方のたっての希望「お茶席をもうけてゆっくり座っていただく」を実現。
せまいながらも知人が次々訪れてくれ、さらにその友達も…と席が空くことなく、
お茶の薀蓄話と交流を楽しんでいってくれました。
お茶は三年番茶と美作番茶の「ゆるめるほぐす」お茶に、急須で丁寧に淹れる釜炒り茶

スイーツ部門も今年はちょっとがんばりました!
白神こだま酵母の花巻(角煮饅風と薬膳餡)、ノンシュガー鯛焼き、ブラウニィ、酒粕きなこくるみほかの焼き菓子など…

鯛焼きはこどもたちに人気ですぐ売り切れ(数が足らなかったですね~)
花巻の角煮饅風は、男性が一人で買って行かれることが多く新たな発見でした。

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昨年に引き続き、旧蔵での料理ワークショップもさせていただきました。
今年は「麹スイーツ」ということで甘酒の作り方の他に「甘酒のライスプティング」「玄米甘酒のおはぎ風」などをご紹介。30分のワークショップなので、凝ったことはできないですが誰でもできる、それでいて充分おいしいというシンプルなスイーツをとりあげました。

毎年、自分のブースが忙しくて他のブースの様子もよくわからないのですが、
お客さんみながここまで上機嫌なイベントは他にないんじゃないかなと思います。

お蔵フェスタのテーマは「うふふで発酵」。
ふるまい酒を飲んでいい気分になっている人もいますが、全体からすれば全員でもない、かなりの混雑で歩くのも大変なのにイラついてる人がいない、そこにいるうちにみんながニコニコしてくる場。
まさに「場が発酵している」としか思えない空気。漫画「もやしもん」の世界ではないですが、ニコニコ笑いながら菌も飛んでいそう。

最近になって腸内フローラが注目され、腸内の菌叢が体質や病気はもちろん、性格まで左右するような研究結果が出てきていますが、自分たちの感覚としてはもうあたりまえに近いくらい、実感していたように思うのです。

「発酵」に通じる、ほんとうに身体が欲するお茶(は、相方の担当ですが)と食べものがある暮らし、それを突き詰めて考えたり表現する場として、毎年お蔵フェスタは大事な節目になっています。
お蔵フェスタから春分の流れで、今年も一年が明けていきます。

23. 3月 2015 by oishii-mura
Categories: 料理講座, 暮らし&こども, 麹・糀 | Leave a comment

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