梅干しとのつきあいかた

「冷蔵庫はゆっくり腐らせる箱」という至言があって、保存をするのではなく、腐るまでの時間を長くするだけなのですね。そもそも、人間は常温においても大丈夫なものを食べていれば元気なのです。

家の中を見渡して、ぱっと思いつく食べものは「梅干し」。梅雨に入る前後の収穫、塩漬けから始まって土用干し。それからもずっと瓶の中で一年中、寒かろうが暑かろうが室温におきっぱなし。

陰陽で言えば、陽性でアルカリ性の食べものは塩、梅干しが代表で、なるほどかんたんには酸化しないということなのですね。

梅干しの効果効能はやまほどあるけれど、毎日毎食少しずつ。クエン酸効果で疲労回復、抗酸化作用、老化防止などなど…。こどもの腹痛やちょっとした風邪は梅干しをなめておけば治ってしまう。

農家でも自営業者でもないわが家ですが、手作りできるものはできるかぎり、というのが暮らしのきほんでありまして、梅干しも毎年10キロ15キロと漬け込みます。
ほんとうは2年3年と寝かせて塩角がすっかりとれたものがおいしいのですが、気がつくと越年する梅干しは残り少なく、あわててとりおくことになります。

それもそのはず、梅干しは「使者」としてご活躍いただいているからなのです。
初めて会う方にはご挨拶代わりに。いただきもののお礼に。物々交換に。同じように梅干しを漬ける友人と贈りあい。こだわりのある方にはなにより喜んでいただける一品なのですね。
梅も買わずに、自分の梅の木をもちたいなぁと常々思っていますが、それは老後の楽しみにとっておきましょう。

さてさて、今年も梅を漬ける季節が近づいています。

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06. 6月 2016 by oishii-mura
Categories: 日々のごはん, 食材&料理について | Leave a comment

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