熊本県八代市泉村。
今年はホントに寒いけど、
どんより日和が続いた寒い寒いの1月、
久しぶりの晴れ、その午前の光に、
とんがらしが照らされていた。
品種も何も何もわからないし、
どうしてこの時期なのかもわからないが、
完熟の深い赤から、
未熟の緑色まで、
なんとも色とりどり、
とんがらしたちは、
たまたま訪ねた、
午前の光に照らされていたのでした。
これは、山のとんがらしだ。
泉村は、絵に描いたような、
九州の山村で、
かつてはお茶で賑わっていましたが、
今はどうだろう、
みちすがら「泉のお茶」の看板は目にしたけど、
それはとても控えめ、
この日伺った釜炒り茶名人、
船本繁男さんも、
「わしの代で終わるけん」と、
さばけたようすで話されていた。
そんな山の暮らしの軒先に、
きらきらと光っていたのが、山のとんがらし、
なのであった。