ふきIMG_7481

自然栽培野菜の移動販売をされているぽしゅまるさんで買わせていただいた蕗

フキはキク科フキ属の多年草、日本原産で近縁種の少ない独特の野菜の一つだそう
「路(みち)」に草冠、道に生える野草そのものですね

山蕗、秋田蕗、栽培ものでは尾張蕗などいろいろな種類があるそうですが
今回のは山口県産なのですが、山蕗かな

まずは葉と茎と分けて下ゆで
茎はさっとゆがいて筋をとります
葉はゆがいた後、水に放して一晩

ふきの葉IMG_7482

蕗の葉は捨ててしまう人がいるようですが、よほど固くない限り食べられます
ちょっと食べてみて一度ゆがいても苦みが強いようだったらもう一度ゆでこぼし
刻んで、胡麻油、自家製味噌と少しのみりんで炒めます
おむすびに入れたら絶品だ!

ふきの葉みそIMG_7503

茎は、王道ですが高野豆腐と旬のとれたてわかめの煮もの
緑にクレソンのおひたしを添えて

ふきの煮ものIMG_7502

ここまで作るのを面倒くさいと思うか、春を感じる時間と思うか
私はこの時間が大好きですし、おいしく料理できるようになるとより楽しくなりました

米農家さんが「生きてるうちに米を作れるのはあと何回…」とよく言っていましたが
蕗を煮るのはあと何回かな、満足いくように煮ることができるにはもう少しかな

春になったら蕗を煮て、秋になったら味噌を仕込んで
多くを望まず目の前の暮らしを丁寧に生きてきた先人
蕗を煮ている時間は「今を生きている」と確かに感じられる時間です

11. 4月 2015 by oishii-mura
Categories: 日々のごはん, 暮らし&こども, 食材&料理について | Leave a comment

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