食をデザインします。
デザインとは、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて構成し表現すること。おいしい村では、食の本質をよりよく伝えるためのあらゆる方法をデザインと考えます。
■ 情報発信 ■
(取材/編集/制作) …ここ30年前後で食をめぐる社会情勢は大きく変わり、食べものはよりいっそう「消費する」ものになりました。「顔の見える関係」は「お金で買う安心・安全」へと変化しました。まっとうな食べものの流通量が増えたことは悪いことではありません。しかし安心、安全があたりまえになった今、商品としての無機的な側面は強化されましたが、同時に商品にまつわるストーリーは伝わりにくくなっています。
食べものには必ず作り手がおり、その背景となる文化があります。この食べもの、この商品を選ぶ、見つめ続けずにはいられない、心を動かされるような情報発信をしていきます。その商品の中身の輝きがよりよく伝わるようなデザインを提案します。
■ 商品企画 ■
(企画/コーディネイト/販売)日本各地にはまだまだすばらしい食べものが隠れています。陽の目を浴びていないからこそ、その輝きを失っていないたからものがたくさんあります。各地の文化とともに大切にされてきたこれらの食べものを、その価値を壊すことなく商品として整え、紹介していきたいと考えています。
■ レシピ作成 ■
食べものは、単に売るだけでは完結しません。口に運んで味わってもらってはじめてその価値が伝わります。商品を、一番いい形で口に運んでもらうためのレシピ、くりかえし食べたくなるような、その食べものの背景も含めて伝わるようなレシピ作成をします。
■ 料理教室 ■
お金で安心安全なものを買えると思っていると、安い方便利な方へ流れるだけになってしまいます。少しでも主体的に食べものと関わる気持ちを持つ人を増やしたい、ちゃんと作られた素材がどれだけおいしいかきちんと自分で料理して味わってほしい。暮らしの中で料理をしたり食べものについて知ることが楽しいと、具体的に伝える場作りをします。