イラムティー

ilamtea

最近twitterで仲良くさせていただいている玉川学園前のネパールレストラン「天空のネパール屋」さんにおじゃました。2週間ほどの仕入旅から日本に戻って間もなく、イラムティー買ってきたから遊びにおいで~とのお誘い。あいさつがてら、昨日ひょこっとおじゃました。お店には前に一度、村山晋作さんの唐辛子料理パーティーで行ったことがあったんだけど、今回はお茶つながり。藤沢の磯淵猛さんの紅茶のお店「ディンブラ」のこと話してたら、ネパールにもおいしい紅茶あるんだヨ、いいセカンドあったら買ってきてあげるね~と、ちょうど年4回の仕入旅にいくタイミング、帰国後すんなりと「買ってきたよー」のお呼びがかかったというわけだ。

イラムティーはネパールの東のはじっこ、イラムという場所で生産される紅茶のこと。国境を越えてインド領シッキム、かの有名なダージリンには直線距離でたったの30kmほどでたどり着いてしまう。そんな場所で生産される紅茶は紀行も標高も、そして使われる品種も同じだから、同じように上質な紅茶ができるということ、初めて知った。

16世紀ころからヨーロッパに浸透していった茶は、紅茶としては中国のものを、最初は上流階級の飲み物として、そして産業革命以降は庶民の飲み物として急速に消費が拡大していった。インドのアッサム地方で中国のものとは異なる大葉の品種が発見されてより大産地としていくアッサム紅茶に対して、あくまでも中国種の紅茶として育っていったハイランドティー、ダージリン紅茶。イラムは、そのダージリンが国際的に評価を高めていく過程で開発が進んだ地域なのだろうと思う。

専門家の評価はできないが、茶葉を一見。産毛の生えた白いティップが多く、鋏で刈り取ったと思われる葉が小さいので、新芽のファースト? でも質感的になんだか古ぼけている、葉っぱでむっと香り立つこともないので、時間がたったお茶なのかな、という印象。英国式に淹れてみた。葉はティースプーンで2.5杯、沸騰した水道水約500cc。表示の4分をしっかりキープして3回、15分ほどの時間を使いながら変化を味わう。4分過ぎた1杯目は水色淡く香りも弱い、もう少し時間を置くのがよかったかなと思いつつ2杯目で香りがたってくる。はっきりした花香が来て楽しめる。渋みは弱いがボディーが出てきて、水もトゲトゲしさが消え甘さが感じられ。3杯目、着香じゃないと思うけど、果実というより花の香り最大。タンニンはまろやか。基本的な力があると思った。

……飲めるお茶です。と同時に、イラムの実力を知りたくなった。
今年のファーストフラッシュを飲みたいゾ。

お店では、お土産のしおりをいただき、和やかな会話、新しいお友達もできて楽しかった。
Oさんありがとうございました。また行きます!

Posted on 木曜日, 3月 15th, 2012 at 1:02 AM

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