土曜日にシゴトで伺った茨城県の里山にて。
花ざかりで甘い香りぷんぷんのキウイ棚の下に、清楚なハルジオンが繚乱で。
元気よく繁るキウイの葉っぱの間から注ぐお日様にキラキラ。うれしいひとときをいただいた。
このハルジオン、前からわからなかった疑問を、この日同行の生き物係、林鷹央さんに伺うと……
「ちょうどこの季節は両方見られて、見分けも難しいですよね~。先に咲くのがハルジオンで、葉が茎に巻くような格好。ヒメジョオンはあとから咲く。葉っぱは菱形、そんなところかな…」
そういうふうに注意して眺めると、なるほどなるほど。だんだんわかってきた。
帰宅しておさらいと、ネットで調べると、教わった特長のほかにもいくつか。茎が中空なのがハル、目を凝らすと花びらが幾分平らなのがヒメ、などの違いもあるようで。しかも、ハルジオンは「春紫苑」で、ヒメジョオンは「姫女苑」とのことで、「ヒメジオン」じゃなく「ヒメジョオン」。ジジとオの間に「ョ」が正しいのだ。知らなかった!
ちなみに、昔ぼくは野草雑草を食べるのが好きだったことがあった。で、思い出したのは、あの頃食べていたのはハルではなくてヒマだったんだなぁと。細かな違いというより、全体感、見た感じや触り心地でわかる。認識、識別の要もそういうところにある。そういえば絵を描くのもそうだった。解剖学者のようにディティールを説明しても、本質は伝わらない。
ちなみにヒメジョオンはゆがいて軽く絞り、長さを揃えて切ってマヨネーズ和えが最高。ほんのり、草花の香りが良いのです。写真はハルジオンと、思う(^^;
Posted on 日曜日, 5月 26th, 2013 at 9:30 PM