焼きナス~手作りということ

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「秋ナスは嫁に食わすな」
江戸時代にできた言葉らしいですが、秋ナスの美味しさに着目した嫁いびりの言葉とするか、
これからこどもを産む身体を冷やさないよう心配した言葉とするか、
どちらにしてもそのくらいおいしいものだということですね!

焼きナスも、今はさまざまな作り方があるようで、
電子レンジで作る方法、フライパンで作る方法から昔ながらの魚焼き網で焼く方法まで。

私は魚焼き網かグリルで焼きます。
ヘタのはねた部分を包丁でとり、皮に2本ほど筋目を入れ、
お尻に竹串を指して蒸気が抜ける穴をつくる。
おいしくいただくにはその下ごしらえは欠かせません。
そして、真っ黒に焦げるまで焼くこと。

私は料理教室をさせていただいており、来てくださる方は、
ほおおーっという斬新なレシピを期待されているのかもしれません。
もちろん、そんな料理も楽しいしお応えできるようがんばっています。

でも最近実感するのは、こういう、手作りの家庭料理の勘どころであり、
家族の中で伝えられたちょっとした知恵こそが失われているのではということ…
電子レンジでチン!しておいしかったらいいけど、おいしいはずもなく。

焼きナスの焼き方なんてわざわざ教わりたい人いないよなぁ…と思いつつ、
でも、私がお伝えしたいのは「手作り」の大切さであり、
最低限必要な手間が億劫にならないコツだったり手順だったり。
そして「あなたの焼きナス、おいしいよ!」って言ってもらえる楽しさなんだと思います。

(miki)

Posted on 金曜日, 9月 12th, 2014 at 9:42 PM

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