静岡・梅が島での釜炒り格闘の熱気も冷めぬうち、というか、帰宅のその日のうちに、済ませておかなきゃならない作業があった。
今回はヨダケンさんにお願いして炒り葉を2種、各1kほどいただいて戻ってきた。クーラーは効かせていたが、途中立ち寄りなどで、車中で約6時間。チャック袋に密封した葉っぱは両方とも水分が戻ったか、見た感じ60%は越えただろう。
ひとつは萎凋なしのザイライを釜で殺青後、機械で軽く揉捻したもの。もうひとつは日乾萎凋2時間、室内萎凋半日のザイライ。同じく釜で殺青、こちらは揉捻しない状態で持ち帰った。
さて、萎凋なしのものはすぐに梅干し用の平ザルに広げ陰干しに。これは先日の「龍神の日干釜炒り茶」で報告したような、晒青緑茶に仕上げていくつもり。
萎凋したほうは、揉んでないので、女房に手伝ってもらい夜なべの手もみ。かなり念入りにやったつもりだけど、時間が経った葉のためか、なかなか撚れてくれない。そのあとは2種類の火入れの方法で乾燥。中華鍋の極弱火で炒り葉、もう一つはオーブントースターで110℃設定で30分乾燥させてみた。中華鍋の方は素人ながら、つきっきりで火加減を見ることが出来るので、火をやや強くしてみた。
…この作業が28日の夜。3日経って落ち着き加減に一煎。香りが香ばしい。甘い。韻が心なし長い気がする。ノドで飲める……大げさに言ったら蜜香じゃんか! 梅が島でのいつもの段取りと違う部分がたくさん。ちょっとシブ味が残ってるけど。揃い悪いし茎いっぱい入ってるけど、欠点いっぱい愛情いっぱいだ。こりゃ来年が楽しみになってきたヨ(^<^)
Posted on 水曜日, 8月 1st, 2012 at 11:55 PM