よみがえりのレシピ、東京で

よみがえりのレシピ

 

「山形の在来種を扱った『よみがえりのレシピ』の若い監督、渡辺君と山形国際映画祭の高橋さんに会いました。高井戸の映画館で21日のレイトショーと23日の朝、上映するそうです。応援して~」
友人のNS女史からメール。自分はまだ映画を見てない。高井戸? 何月だ?っと調べたら場所は下高井戸シネマ。日時はそれぞれ4月21日(金)20:50~、4月23日(月)11:00~となっていた。「優れたドキュメンタリー映画を観る会 VOL.28」の11本に取り上げられての上映で、なんと東京では今回が初上映になるらしい。

「よみがえりのレシピ」
*都内先行上映 2011年/日本/1h35
監督:渡辺智史 配給:「よみがえりのレシピ」製作委員会

何百年という世代を超え、味、香り、手触り、栽培法、調理法を現代に伝える“生きた文化財”在来作物。山形県の生産者や料理人に出会い、人々の繋がりの中で、作物だけでなく多様な価値観が養われていく姿を追う。

……
監督の渡辺さんは存じ上げないけど、登場人物がすばらしい。幻のかぶ「藤沢かぶ」を焼畑でつくり続ける後藤さん、山形大学の江頭先生、そしてアルケッチァーノのオーナーシェフ、奥田さん! 前職で2002年の暮れから在来種の調査を始め、各地の生産者に色々と教えてもらっていたころ、庄内の生産者団体・庄内共同ファームの小野寺喜作さんから「山形在来作物研究会」設立の案内をいただいたのがおつき合いのきっかけと記憶している。会のメンバーは研究者だけではない。生産者、消費者、料理をする人など幅が広く、庄内の食のたからもの、在来作物を愛する人たちがマジメに楽しく盛り上げている会。とてもいいオーラを発している会なのだ。だから映画もいい映画なんだろうと思った。予算とか含めラクにつくれるものでは決してないはずだが、撮る人撮られる人手伝う人、様々な温かさが思い浮かんだ。

そこで予告編を観た。美しい映像。かつて通った庄内の自然、生き生きとした風景が進んでいたヨ。ということでト書きを……

ドキュメンタリー映画
「よみがえりのレシピ」予告編

在来作物とは 世代を超えて受け継がれてきた作物である。病気に弱く、収量が少ない。外内島キュウリは生産者が1人になった。この十数年で多くの在来作物が日本各地で消滅した。

●新たな調理方法が在来作物の存在に光を当てた
「在来作物は生命力があるので体がおいしいって喜ばなくてはいけないので、いかに必要最小限の調理でこの食材を生かしていくのか、そういう方法にこだわっている」(アル・ケッチァーノ・奥田政行)……地域によみがえる在来作物。

●古から伝わってきた農法
「よく燃えてますねえ。去年はなかなか燃えなかったこともあったんですが、年によってね、天気の具合で燃えたり燃えなかったり…」(山形大学准教授 江頭宏昌)……焼畑は農薬を必要としない循環型の農法として注目している。栽培方法を守り、伝えること。焼畑の意義が理解され始めている。

●種は農家が育て守り継いできた。
「間違いなく、ひと莢のものとふた莢のものがおいしいというのが実際そうだと思うので、ふた莢のものが多くなるように選別をするんです」(富樫裕子)……食材として注目を集める在来作物。自家採種とは食と農の原風景を知ること。選別を繰り返し育種された白山だだちゃ豆。

……上映後に監督のごあいさつもあるようなので、ぜひ4月21日のレイトショーに行きましょう。

よみがえりのレシピ公式サイト http://www.y-recipe.net/
予告編 http://www.y-recipe.net/Preview.html
FACEBOOK http://www.facebook.com/yomirepi?sk=wall
twitter https://twitter.com/#!/y_recipe
下高井戸シネマ http://shimotakaidocinema.com/schedule/tokusyu/dokyu2012.html
山形在来作物研究会 http://zaisakuken.jp/

Posted on 水曜日, 2月 15th, 2012 at 3:41 PM

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