ノチーノのチョコ

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知人からノチーノのチョコレートを託された。おそれ多い感じもして、まだ食べられずにいるのだけど、包みを開いて、記念にパチリ。とても高級でおいしそうな。独特の甘い香り、体によさそうな、癒されそうな香りがしていました。
ノチーノ(nocino)というのは、イタリアに古くから伝わる伝統的なお酒。初夏の6月、まだ青いクルミを収穫して、アルコールに漬け込んで作るリキュールで、あまり知られていないが、イタリアはリキュールの故郷のような場所なのだ。島村菜津さんの『バール、コーヒー、イタリア人』(光文社新書)によると……

十三世紀頃からリキュール文化の殿堂となったのは、イタリア各地の修道院である。それも自給用につくっていただけでなく、ヨーロッパ各地に輸出するほど、しっかりした生産体制を確立していた。フランチェスコ修道会のクルミの酒「ノチーノ」、カルメル修道会に伝わるコウスイハッカの酒「メリッサ水」など枚挙に暇がない


……ノチーノは、そんな修道院が生み出したリキュールなのです。

モデナ、ボローニャなど、行けばよくわかるが、ヘーゼルナッツも含めて落葉広葉樹と深く親しんできた北イタリアを中心に、家庭で手づくりする伝統もある。まだ青い実を割り入れ、アルコールと砂糖のほかは丁子やレモン、シナモンなど家伝でそれぞれ。日本で梅酒のような感覚かクルミの表皮のアクのせいで、漬けた5日後には真っ黒になるこの液体は、飲めるようになるのに最低で1年、とろんと芳しく評価しあうまでに熟成させるには5年以上の年月が必要とのことだ。修道院でつくられるものなど、リキュールのレシピはその材料をすべて明かさなくてもいいという”いわく”もついて、名実ともに「秘伝」の製法が今も継承されている。

ダバダ火振といったっけ、高知の山ン中では栗がたくさん採れるから、栗で焼酎を醸す。そんなユニークな取り組みしている造り酒屋もあるのだから、クルミでそれをできないか。日本でクルミといえば、東北地方の鬼胡桃。民話の里遠野で、おばあちゃんからふるまわれた胡桃餅もおいしかったが、そこをひと工夫、胡桃酒と洒落込むのも面白いナ。……さてこれを日本に持ってく来てくれたのが、イタリア・ナポリからレジーナ女史。詳しくお話を伺ってから、しっかり報告できたらと思うので、今日のお話はここまでです。

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Posted on 水曜日, 1月 25th, 2012 at 12:59 PM

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