再火入れ。天野烏龍茶

天野烏龍茶

天野烏龍茶

お茶、さっそくいただきました。

天野さんちのお茶の野性を、とても丁寧に仕上げてくださったと思いました。火入れのことはまったくわかりませんが、5gほどを300ccのふつうの急須で2人3煎、出し惜しみなく、最後まで清らか~な、雑味のないお茶でした。焙じ香は2煎3煎と落ち着いてきて、代わりにブランデーのような香に変化して立ち上がった感じです。体が温かくなりました。花や柑橘の香、またはエグ味、草いきれのような生々しい香と喉の通りを感じようとするクセがあるんですが、抜けていったんじゃなくて、他の要素に転化したんでしょうか。ふつうの水道水でいれたのに、やわらかさは山の水でいれたみたいで甘かった。日本のお茶っ葉には、こんなふうに「やさしい」「やわらかい」、という正解があるんですね。
…言葉の使い方がわかりませんが、よいものをいただけて感激です。

釜炒り茶の記事、見てくださったんですね!ありがとうございます。
もう自分はあの取材以来悩みっぱなしです。日本の茶業という存在について。そしてお茶の分業のあり方についてです。待っているのでは遅いから、何か動かなきゃと思ってはいるんですが……

熊本県水俣お茶農家、天野茂さん作の烏龍茶を、とある火入れ師の方が再火入れして仕上げたお茶、というものをいただいた。
実はこのお茶を知るほんの数週間前、天野さんの紅茶をベトナムに帰った伊能まゆさんからいただいていたので、偶然の結びつきにびっくりしたのだけど、もっとびっくりしたのが、再火入れのお茶の味わいだ。天野さんのお茶がこんなにも違ったものに! 例えるならば(あまり飲んだことがないが)大紅袍のような、体中が温かくなる感覚。普段味わうことのない系統のおいしさに感激しつつ出したメールが上のもの。この方のことはいつかきっと、しっかりとお伝えしたいと思う。

……お茶はホントに奥が深いです。

Posted on 土曜日, 3月 10th, 2012 at 12:38 AM

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