s-20140921-02夏につくった固形茶を崩していただいてみました。

8月3日につくったとあるので約2か月。近くの畑脇の畦畔茶を摘ませてもらったもので、このお茶のつくり方は、摘んだ葉を萎凋、鍋で炒ってからよく揉みました。萎凋で乾燥が進み、炒ってさらにパリっとなったのを揉めば、中の汁っ気が上がってくる。ふつうはここでまた鍋で炒りますが、今回はできるだけ葉を崩さないように長時間揉んで、深センの弟が以前買ってきた月餅の木型に入れてひと晩。表面が乾き始めたところで型から出し、日陰で1週間ほど干して固めました。そのあと、この夏、高知の國友さんからいただいた土佐和紙にくるんでお茶箱に保管しておきました。固形茶を崩すのに握りもよさそうで夏の骨董市でみつけた鹿か何かの角で崩して……

これを何茶と呼ぶのかわかりませんが、今のところの味わいは、山のおばあちゃんの日干し釜炒り茶そのもの、つくりとしては晒青緑茶といっていいいような気がします。今すぐに火を入れればそれなりに香ばしくいただけるお茶になると思いますが、まだ崩していないもう1つと一緒にそのままお茶箱に戻すことにしました。思い出した頃、またいただこうと思います。

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