船本2009

船本繁男さんの2009春摘み釜炒り茶。
陶製の容器に乾燥剤入れて保管しておいたもの、期待と心配半々ぐらいで、いただいた。

95度90秒近辺で出す。水色は橙色深く、琥珀に傾いている。ややっと驚き、そして香る、落ち着き払った釜香。収斂味はなかなか強くて、これも意外。でもぐぐっと目が覚める感じも悪くない。雑な入れ方でも5煎は楽しめそうで、その意味では良くなっている気がします。もう少し寝かそうか、となっちゃうような熟成感でした。

船本さんいわく、よくできた年は、お茶が秋になるとぐっとおいしくなってな、ということ。だめな出来のものは時間が経つほどだめになるとも。それは天気の加減だったり、手加減の難しい丸釜での殺青だったりするといっていたが、この2009はお茶っ葉そのものの力も充実しているようで……

茶箱には船本さんのお茶が2007から開封せずに眠っていて、2009はあと2つ。楽しみが増えました(^-^)

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