dsc_8078秋晴れの空の下、お茶の花咲く野道を歩いていたのは日曜日。見上げればいろんな種類の樹木に守られて、野山のお茶は、花を咲かせ、実を結ぶ。

晩秋、晴れた爽やかな日和。野山を歩くと、旬のお茶の花に出合える。植生がすっかり秋冬に入れ替わった走り。こんな季節は、ほかの草木も元気を盛り返して、春の芽生えや初夏の新緑とはまた違ったイキイキ感が、秋の散歩を楽しくさせてくれる。

お茶の木は春夏の激しい生長も落ち着いて静か、花はいきいきと映える。ゆらせば花粉をたくさん飛ばして、受粉から結実は来年の秋、実を落としてはぜて、また次の春の芽生えを待つが、土が合わなければ芽が出ない。山の茶の木の裾で、そんな実がたくさん、ゆっくりと、土に還っていく。芽が出た茶の木も、次の花まで5年6年、葉っぱを摘んでお茶いただくにはまだかかる。

種から育った、野山のお茶の生活誌とはこんな感じ。花も実もある。

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